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政治・経済・社会について考えを綴る、とある東大生の雑感ブログ。

パラリンピックがひっそりと開幕する件

こんばんは。

早いものでリオデジャネイロオリンピックが閉幕してから2週間以上経ちました。

いよいよ明日、9月7日にパラリンピックの開会式が行われます。

身体的・精神的なハンディキャップを乗り越え、夢に向かって努力してきた選手たちの頑張りを是非とも応援したいところです。

 

ですが。

 

何でしょう。この盛り上がりの無さは。

オリンピックのときは各メディア一斉に盛り立てていましたよね、他の重大なニュースをほったらかす勢いで。

 

オリンピックとパラリンピックは本質的に同じです。

スポーツで競い合う選手たちの輝きは、「健常者」も「障碍者」も違いません。

そもそも今は障害を個性の一つとして扱い、特別視しないのが世界の潮流です。

本来ならオリンピックとパラリンピックは一つの大会にまとめるべきだと私は思っているのですが、平等な競技条件を整えるという意味で困難なのでしょう。それにはもう少し時間がかかりそうです。

 

しかしパラリンピックを盛り上げないというのはまた別の問題です。

二つの大会の間に期間が空きすぎているという、運営側の不作為は否めません。

とはいえ大会があることを分かっているメディアは積極的に取り上げる使命がある。

一般市民が知らないことで重要なことを伝えるのがメディアの大きな役割の一つです。

 

知らないから興味を持たない、興味がないから視聴率が取れない、視聴率が取れないからあまり報道しない、報道が少ないからよく知らない・・・という悪循環を繰り返しているような気がしてなりません。

 

出来たら周りの人にそっとパラリンピックの情報を流してみて下さい。直接でもSNSでも構いません。

そうして2020年東京オリンピックパラリンピックの時に世界に恥をさらさないようになってほしいと思います。

 

今日は手短に、この辺で。